二十四節気と七十二候2017.10.23 08:00本日から二十四節気の「霜降」、七十二候の「霜始めて降る」が始まった。期間は10月23日から27日まで。旧暦では9月4日に当たる。4日前の10月20日は旧暦の9月1日で新月(朔日)だった。今夜は四日月で、大阪の月の入りは19時40分頃なので見逃してしまいそうだ。近頃、旧暦や歳時記を...
『茶の湯の銘 季節のことば』2017.09.25 12:28季節の言葉に疎くてはお茶はやっていけないので、淡交社の『茶の湯の銘 季節のことば』を購入して、秋の章から読んでいる。秋は成熟した豊かな季節ということもあり、他の季節よりも言葉が多い。月の異称「嫦娥(こうが/じょうが)」という言葉をはじめて知った。「中国古代の伝説上の人物」で月に住...
井上靖 『本覚坊遺文』2017.09.13 12:43千利休(千宗易)が豊臣秀吉の命令により自刃した後に、茶湯者たちがあの死はなんだったのかとあれこれ語り合い、謎を追求していく物語。実在したと言われる千利休の弟子に当たる本覚坊が追想し、日記のような形式でこちらに語りかけてくる。「本覚坊遺文」は実際に残されているわけではなく、井上靖が...
『和歌のルール』 渡部泰明編2017.09.03 14:00茶道具の銘は和歌からつけられることが多いので、和歌を知らなければと思いこの本を図書館で借りてきた。10のルールを知っていれば差し当り和歌を楽しむことができるとあり、ほとんど何も知らない私にはぴったりだろうと高を括っていたが、読んでみるとなかなか詳しく解説されていて驚いた。枕詞、序...
茶道文化検定2017.08.11 12:48茶道は点前や所作ができればそれで良いというものではなくて、日本の伝統、文化、芸術などなんでも知っていないといけない。覚える量が膨大すぎる。はっきり言うと日本文化丸ごとと言っても過言ではない。習い始めは知らなくても良いだろうが、これからずっと続けていくならば全ての分野の伝統芸能を学...
『あれこれ考えないで、坐りなさい。』2017.08.03 13:24「一息の間(いっそくのかん)」人の命は息を吸って吐くその間にしかない。命は過去も未来も含んでいるけれど、「いま、ここ」にしかない。過去は過去であって、今を精一杯生きることが大事だという意味の禅語なのだそうだ。今、この瞬間をただただ一生懸命に生きる。これがなかなかできない。テレビを...