女性限定殺陣講座 in 大阪②2017.08.30 11:59昨日は待ちに待った2ヶ月ぶりの殺陣講座へ行って来た。殺陣は戦うためのものではなく、歌舞伎の立ち回りに由来する芸であると最初の講座で先生に教わった。つまり演出であって、居合や剣道などの武道とは違う。時代劇で使われる刀は竹光と呼ばれ、実際に手すると見た目よりも軽い印象を受ける。めちゃ...
趣味どきっ!茶の湯 武者小路千家 第4回 月を愛でる茶会 ー略盆手前ー2017.08.29 06:148月も残すところ2日となり、9月になると十五夜、秋分の日、秋のお彼岸などがある。この番組の最後は「月を愛でる茶会」ということでとても楽しみにしていた。子供の頃、縁側に座って月を見上げるのが好きだった。その時々で月の中に見えるものが違って空想に耽るのも楽しかった。今住んでいる所から...
風炉薄茶運び点前と薄茶点前棚(丸卓)2017.08.27 12:05床の掛物は「一条緑水繞青山(いちじょうりょくすいせいざんをめぐる)」とあり、辺り一面に緑が広がっている光景が浮かぶ。8月の終わりに過ぎ去った夏の日々が甦る。青山というと「人間到る処青山あり(じんかんいたるところせいざんあり)」という言葉を思い出す。どこへでも行って思い切ったことを...
達磨寺 方丈2017.08.22 10:32方丈と聞いただけで、背筋が伸びてしゃんとなる。インスタグラムの正方形も見ていて気持ちがいい。正方形に収めにくい被写体だったり、画角が難しかったりするけど、ぴったりとあの正方形に収まるものができると嬉しくなる。方丈は1丈(3メートル)四方の広さ。また、住職(住持職)の居室を意味する...
臨済宗南禅寺派 片岡山 達磨寺2017.08.22 01:54国指定重要文化財 木造達磨坐像この達磨さんはやさしそうな表情をしている。白隠が晩年に描いた達磨図は目がぎょろりとしてどこかひょうきんに見えた。奈良県北葛城郡王寺町に達磨寺がある。聖徳太子はひとりの飢餓に苦しむ旅人に衣服や食べ物を与えたが、翌日には亡くなってしまい、側近に旅人を厚く...
趣味どきっ!茶の湯 武者小路千家 第3回 花を愛でる茶会 ―廻り花・花寄せ―2017.08.21 14:30茶花を見ると心が安らぐ。祖母の茶花に会いたい。アントニオ・タブッキの本に『いつも手遅れ』という短編集があって、そのタイトルを目にする度に、あぁ、私のことだなと感じる。何事も気づいたそのときからどう行動するかが大事ではあるけれど、それまでのことはいくら後悔したところでどうにもならな...
正座2017.08.18 12:49長いこと正座をしていなかったので15分くらい正座しただけで足が痺れて情けない。痺れるだけなら良いが、中学の時の部活で右足首を捻挫し、その影響で右足首と甲が痛くてかなわない。回すとボキボキ鳴る。歩くときも右だけ違和感がある。さらに運動不足も原因しているので足首と足の甲のストレッチを...
不昧公200年祭2017.08.15 13:29駅で旅のパンフレット(「ノスタルジックな山陰へ!」)を見ていたら松平不昧(松平治郷)のことが書いてあった。不昧公は武家茶道の石州流を学んだ後、不昧流(不昧流大円会)を確立した。不昧公のお菓子といえば、三英堂の不昧公三大銘菓が有名で、こちらは季節を問わずにインターネットでも購入でき...
趣味どきっ!茶の湯 武者小路千家 第2回先祖を偲ぶ茶会 -濃茶点前-2017.08.14 14:17お盆にちなんで先祖を偲ぶ茶会が開かれた。家元は、近頃の人々に追善の気持ちが薄らいできていると指摘する。私もその通りだと思う。しきたりや伝統がどうこうではなくて、人を思う気持ちや先祖を敬う気持ちが真っ先にくるべきであって、その気持ちがあればしきたりも作法も苦ではない。人を思う気持ち...
老古錐2017.08.12 04:51古錐とは先が丸くなった錐のことで、経験豊かな老僧のことを老古錐という。「老僧には、若い修行僧が持つような鋭さこそありませんが、そのかわり何ともいえない枯れきった味があります」有馬頼底の『必携茶席の禅語ハンドブック(山里出版)』「枯れきった味」という褒め言葉をいつか私も持てたらいい...
茶道文化検定2017.08.11 12:48茶道は点前や所作ができればそれで良いというものではなくて、日本の伝統、文化、芸術などなんでも知っていないといけない。覚える量が膨大すぎる。はっきり言うと日本文化丸ごとと言っても過言ではない。習い始めは知らなくても良いだろうが、これからずっと続けていくならば全ての分野の伝統芸能を学...
祖母の信条2017.08.09 17:50私の祖母は介護ベッドでの生活を余儀なくされている。今は私のこともあまり良く分かっていない。この和紙に書かれた利休道歌は、10年前に祖母の茶室に入った時に私が撮ったものだ。点前座の正面少し上に画鋲で留められ、素っ気なく飾られている。「茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具はいつも有合...