今年3月21日にオープンした中之島香雪美術館で、現在開館記念展を開催している。1年に渡って村山龍平(朝日新聞創設者)のコレクションが展示され、第1弾は「I. 美術を愛して」と題しておおよそ60点の美術品を鑑賞することができる。村山龍平は武家茶道である薮内流の茶道を極め、彼が収集した茶道具は特に見応えがあった。茶室中之島玄庵は光によって朝昼晩と景色が変わり、1日の流れを短時間で体感できるのは面白い。こちらは写真撮影可能。
中之島香雪美術館
中之島香雪美術館は中之島フェスティバルタワー・ウエストの4階にある。
昼の中之島玄庵
夕刻の中之島玄庵
月夜の中之島玄庵
中之島玄庵見取り図
「平常心是道」 松平不昧 江戸時代
「平常心是道 へいじょうしんこれどう」とは「ふだんの心が道である」という意味で、平常の行いの中に道があり、また悟りは日常茶飯から離れた遠い所にあるのではないと言っている。道(悟り)とは目指すものではなくて、日々の修行の積み重ねによって、いつか無と一体になることなので、「道」とつくものは全て繋がっている。茶道も華道も武道も辿り着く所は同じ。実際に辿り着くことができるかどうかは別して。誰もがあらゆる道の途中にいて、その道は必ず通らなければならない。
茶道具のマスキングテープ
0コメント