花瓶を杓立に、菜箸を火箸に見立てて練習をする。稽古の段階が進むにつれて見立てる道具が増えて、様々な種類の棚を見立てるのは大変だが、背もたれのない折り畳み式の丸椅子は丸卓になるし、更好棚にしたければその上に書類立てや鍋置きラックのような台所用品を重ねて代用できる。また、部屋のどこかに適当な棚がある場合は、そこに道具を持って行って練習する手もある。自分で考えて工夫することが楽しい。勿論、空点前も復習になる。
飴やメレンゲのお菓子を入る蓋付壺は水指の、ミルクピッチャーは蓋がないけれど水滴の、小瓶は蓋置の代わりに使っている。濃茶の仕覆は小振りの巾着袋を使えばなんとかなるが、今後のためにもいずれ茶入と蓋と仕覆は持っておいた方が良いと思っている。
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